ランニングシューズの選び方【初心者は注意】サイズミスで骨が変形した私の失敗談
選ぶべきランニングシューズはこれ
「某メーカーの靴が好き」「この色が気に入った」という動機は、ランニングを始めるときにはとても大事です。でも、今までの経験から一番大事だと思うのは「足に優しく、走り続けられる靴」です。
足に合った靴を選ぶことは、ランニング初心者にありがちな怪我の防止になるからです。では、具体的にどんな靴が良いのでしょうか?
初心者がランニングシューズ選びで一番重視すべきは「重すぎないこと」
ランニングを始めたばかりのときは、長い距離を走る筋力が不足しています。 一般的には、「初心者は足を守るために厚底(クッション重視)の靴が良い」といわれています。
しかし、私の経験上、分厚すぎるシューズはイチオシではありません。
確かに初心者用の厚底靴は、クッションが効いていて怪我をしにくい構造にはなっています。しかし、とにかく靴が重いのです。 私が実際に初心者の頃、オススメされた厚底靴を履きましたが、重すぎて足がすぐに疲れてしまい、長くも速くも走れませんでした。また、サポートが強すぎて、走るための細かい筋力がつきにくいというデメリットも感じました。
オススメは、「少し軽めで、そこまで厚底すぎないモデル」です。 イメージとしては、学生が部活で初めてランニングを始める時に履くような、軽快なエントリーモデル(入門用)を推奨します。これなら足も軽く、自然な筋力もついていきます。
サイズ選びの失敗を防ぐ!「実寸+0.5cm」が正解
次に大事なのが足にフィットさせることです。「足に優しい靴」とは、まずは
靴のサイズをきちんと合わせることに尽きます。
ポイントは「実寸+0.5cm」を選ぶこと。 小さすぎず、大きすぎずのジャストサイズを目指しましょう。
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小さすぎれば:靴擦れがおきたり、爪が割れてしまったりします。
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大きすぎれば:靴の中で足が滑ってしまい、地面に力が伝わりません。
私が初心者の頃に知っておきたかったシューズ選びの失敗談
私はランニングを始めて間もないころ、**「普段履いているビジネスシューズやスニーカーと同じサイズ」**のランニングシューズを買ってしまいました。
靴のフィット感もまあまあだと思ってましたし、クッションも効いていて、気持ちよく走れていました。時折、靴擦れが起きることもありましたが、始めたばかりの高揚感もあり、「新しい靴だし、最初はこういうものだろう」と絆創膏を貼ってごまかしていました。
しかし、数か月続けていると、靴の内側でかかと(ヒールカップ)の部分がすり切れて破けてきました。この時、「まあ破れてしまったから」と、また同じサイズの靴を買ってしまいました。
これが、数年後に判明する「大きな失敗」でした。
実際に靴のサイズが小さすぎたのです。数年後、かかとの部分が激しく痛み、歩くことさえ困難な状態になりました。また、爪もボロボロになりました。これは。走りこみすぎたせいではありません。
病院で診断結果は「アキレス腱付着部炎」。アキレス腱と足の骨がつながっている部分が、小さすぎる靴による圧迫と摩擦で炎症を起こし、骨の一部が変形してしまっていたのです。 発症から5年以上経ちますが、未だに痛みがあり、完治していません。
【教訓】 ランニングを続けると、足のアーチが変化してサイズが変わることがあります。 2足目以降も、同じメーカーの同じシリーズであっても、必ず毎回フィッティング(試着)をすることを強くお勧めします。 もし少しでも「きついかも」と感じたら、デザインが気に入っていても絶対に買ってはいけません。
初心者におすすめのランニングシューズ3選
日本人の足なら、やはりアシックス一択で良いと思っています。 私の推奨する「重すぎず、自然な筋力がつくモデル」は以下の3つです。
アシックス LYTERACER(ライトレーサー)
- 部活生の定番。耐久性が高く、適度なクッションと軽さのバランスが最高です。
アシックス HYPER SPEED(ハイパースピード)
- 非常に軽量で、足が回しやすいモデル。
アシックス MAGIC SPEED(マジックスピード)
- 反発力があり、将来的にサブ4~サブ3を目指すならここを目指したいモデル。
※足幅が広い方は「WIDE(ワイド)」モデルがあるか必ず確認してください。
まとめ:お気に入りのシューズでランニングを継続しよう
まずは、靴を買ったらあとは走るだけ…ではなく、ランニング用の靴下を履いてください。1足数千円もする商品でなくて大丈夫です。5足で2,000円くらいのもので、靴擦れ防止に少し厚目のものを履いてください。
普段履く靴下だと簡単に穴があきます。穴があかなくても相当傷みます。
ランニング用の靴下を履くとクッションも効きますので、けが防止にもつながります。
ぜひ楽しいランニングライフを満喫してください。
