ランニング

少しづづ負荷レベルを高めレベルを上げていく

無理なく、段階的にステップアップする

トレーニングの基本は「漸進=少しづつ負荷を高めていくこと」です。

無理をすればいますぐにでも30km40km、もしかしたら50kmでも走れるかもしれません。しかし、体力を使い果たし、疲労困憊してしまうようなトレーニングは、継続や反復することが難しく向上ものぞめないので、すぐに行き詰まってしまいます。

「少しづつ」は、すなわち「無理無く」ということで、「ものすごくがんばって」一度に走る距離やペースを伸ばしていくのではなく、「無理のない練習を反復するうちに」、いつの間にか、一度に走る距離やペースが伸びていく、というのが理想です。

反復練習を継続して行うことで、スタミナがつき、身体の機能も向上し、その結果、次の段階へ進めるだけの力が備わるのです。十分な余裕をもって確実に走れる、やや短めの距離・やや遅めのペースから始めましょう。

自分が確実に走れる距離とペースから始め、いつの間にかステップアップしていた、というのが理想。

苦しみに耐えることばかりが、マラソン・トレーニングではない

マラソン・トレーニングというと、辛く苦しい時間を耐え抜くことに意義があり、その辛さや苦しさに慣れることこそが、トレーニングの成果だと思っている人が少なくないようです。
そして、そんな人の多くが、ハードな練習をまじめに取り組んでいるのにもかかわらず、思うようにタイムが縮まらない悩んでいます。
タイム短縮にこだわるあまり、ペースを上げ過ぎたり、距離を伸ばしすぎたりしていませんか。これでは効果が得られないだけでなく、身体への負担が大きくなり、故障の原因になってしまいます。
まずは、今の自分の実力をしっかりと見極めることから始めましょう。そのうえで、練習は「辛い」「苦しい」「ハードな」ものでなければならないという考え方を、一度リセットしてください。
急がず、一段ずつ、練習のレベルを上げていくことを意識して、計画的にトレーニングに取り組みましょう。

やや短めの距離・やや遅めのペースから始める

マラソン・トレーニングは、練習を開始する段階で頑張りすぎないように「やや短めの距離・やや遅めのペース」からとり組むことが重要です。「もっと長く走れる。もっと速く走れる。でも今日はここまで」と思うくらいで構いません。最初に余裕があれば、そこから無理なくステップアップさせていくことができるので、スタートはどんなに低いところからでもいいのです。

腹八分目の力で!

「ちょっともの足りない」と感じるかもしれませんが、マラソンのトレーニングでは、腹八分目の力にとどめておくことが良い練習でもある。
最も大切なことは継続していくことです。