サブ3

トレーニングのステップアップとフルマラソンの推定タイムのイメージ

前記の”『期分け』を基本にトレーニング計画を立てる”で紹介したように、トレーニング実践者のレベルの違いによってメニューの消化度などが異なるのは当然です。

ここでは、レース計画の到達度によってレースタイムがどの程度になるのか、おおよその目安ととなる数値を示してみます。

到達度は全10段階に分かれています。

フルマラソン推奨タイム 到達点 トレーニングの消化度
2:20~2:50 10 坂道インターバルから、インターバル・トレーニングへと移行
2:30~3:00 9 ロング走とミドルペース走を十分に反復し、坂道インターバルを開始
2:40~3:30 8 30~40㎞のロング走とミドルペース走を十分に反復できる
2:50~3:40 7 180分程度のLSD、25~30㎞のロング走を反復しながらミドルペース走を開始
3:15~4:00 6 LSDを反復しながら、15~20㎞程度のロング走を開始
3:40~4:30 5 120分以上のLSDを反復することができ、180分まで伸ばすことができる
4:00~4:50 4 LSDに取り組み、120分まで伸ばすことができる
4:45~5:00 3 60~90分程度のjogを反復することができる
5:00~6:00 2 継続的に除gに取り組むことができる
6:00~8:00 1 walkや軽いjogでトレーニングに取り組むための準備が完了

 

自分の『体感』をつかむことが大切

上の表で示したようなトレーニングを実施する上で重要になってくるのが、ランナー自身の『体感です』。

初心者・初級者にとってはなかなか分かり難く、ピンと来ない感覚だとは思います。

そこで『RPE(Rate of Percived Exertion)』(主観的運動強度)という考え方です。

これは、運動している本人の主観を用いて、その運動強度を数値で表しているもので、どれくらい『キツイ』、もしくは『ラク』なのかの度合いを知るためのものです。

このRPEをより細かく感じ別けられるようになると、トレーニングの強度を調整したり、余裕度をチェックできるようになり、トレーニングにメリハリがつきやすくなります。

RPE(主観的運動強度)表

 

20 もうダメ!限界です
19 非常にキツイ これまで経験した中で最もキツイ運動
18
17 かなりキツイ まだ継続はできるが、自分を追い込まないと続けられない。とても大変
16
15 キツイ
14
13 ややキツイ いくぶんキツイが、その運動を継続できる
12
11 ラクかな。
10
9 かなりラク とても軽い運動。自分のペースでゆっくりと歩くような感覚
8
7 非常にラク
6 安静時

注できるだけ正直に、感じた強度を評価する。それを過小評価したり、過大評価したりしないこと。自分自身がその運動の強度をどう感じたのかが重要。

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