ゆっくり長く歩くことで運動の習慣をつける
Walk、つまり歩くことは、マラソンの走力向上を直接促すものではありません。
しかし、まだまだ、ほんの少しの時間しか走れない初心者の場合、より運動強度が低く、安全に実施できるwalkで体力増強をはかることができます。
また、上手にwalkと走ること(jogging)を織り交ぜながらより長く動き続けることに取り組んでください。
それを基礎に、長く走ることにも少しづつチャレンジしていくと良いでしょう。
walkは初心者が運動習慣をつけるという意味においても非常に有効です。
最初から何km、と距離を決めるのではなく、時間で、20分〜30分くらいから始めると、ストレスがかからず続けられます。
また、体調の悪い時は無理をして運動をする必要はありません。
ただ、家から出て外の空気を吸ってみる、暗いの軽い気持ちで出かけてみると、歩いている最中に気分が快適になってきて、明日からのトレーニングにやる気が出てくることもあります。
トレーニングの一環として歩くことが大切
トレーニングとしてwalkを行うときには、普段の歩き方と違って、
- 腰を高く保つこと
- 腕を後ろにしっかり振ることを意識しましょう(エクササイズ・ウォーキング)。
初めのうちは、歩く速度はゆっくりで構いません。
慣れてきたところで、少しづつ、ペースを変えてみる方が良いでしょう。
速度の違いを身体に感じておくことは、後々、マラソン・トレーニングに入ったとき、ペースメーキングの感覚作りに役に立ちます。
また、中・上級者の場合、ゆっくり長い時間をかけたwalkを積極的休養の手段として用いることもあります。
ポイント練習の疲れが溜まってきたというような時には、身体を動かさずに休養するよりも、walkなどで軽く身体を動かした方が、血流の循環がよくなり、より速い回復が期待できます。
初心者にとってのwalk
1まずは20〜30分歩いてみよう
初心者の場合、導入段階では、まず軽いwalkで自分の体力をチェックします。
少しづつ歩く時間を長くいていき、できるだけ長時間動き続ける力をつけましょう。
これが基礎体力(スタミナ)になります。
2 コンスタントに60分歩ける!
走る準備ができました‼️
次のステップ=joggingへ移行する前に
walk&jog
walkから次のjogging(=jog)の段階に移行押しても、いきなり長い時間、jogができるわけではありませんので、練習開始当初は長時間できる王になったwalkの中に少しづつjogを入れながら進めていくと効果的です。
例
- 30分walk+10分jog+30分walk
- 20分walk+15分jog+15分walk+10分jog
- 15分walk+30分jog+15分walk
慣れてきたら、walkの時間を段々と短くしていって、jogの時間を長く取るようにしていきましょう。
練度が上がってjogから始めるよになっても、warming upは大切ですので初めからペースを上げすぎないように心がけます。