ランニングの基本をマスターする
jogは、野球における素振りやキャッチボールのような、いわばランニングの基本です。ペースにはこだわらず、その日の体調や気候に合わせて「ゆっくり」と感じるペースで走ることが大切です。
Walkから始めた初心者は本格的なトレーニングに入るまでに、jogで60分、できれば90分くらい走れるようになっておくと良いでしょう。
ただし、同じゆっくりのjogにも、「ちょっと速いjog」「かなり遅いjog」というように幅があります。ゆくゆくは、こうした速度のコントロールがつけられるようにしていきます。
疲労回復やつなぎの練習としての役割も担う
軽めのjogは、疲労回復やつなぎの練習としても用いられます。どんなにトレーニングを張り切って行おうとしても、負荷をかけるポイント練習を毎日実施したのでは、疲労が蓄積してしまい、逆効果となってしまいます。ポイント練習を実りあるものにするためにも、しっかりと疲労回復を行うことが大切です。
そのためには、何もしない完全な休養よりも、軽い運動(積極的休養)で、つなぐjogをしたほうが効果的な場合もあります。つなぎの練習として、負荷の小さいjogを取り入れることは、身体機能の低下を防ぐとともに、緩やかな向上さえも期待できます。
jogの基本的な考え方
初心者は、速く走ることを優先してしまいがち。この段階では速さはいりません。
ペースはとにかくゆっくり。1㎞あたり7分以上かけてもOKです!
60分jogは jogがわかってきた段階
⇓
90分jogは トレーニングの準備ができた段階
自分の「ゆっくり」は意外に「速い」
初心者のjogは意外に「速い!」ことが少なくありません。ゆっくり走ることは実はかなりの技術や筋力が必要で、コントロールするのが難しいものなのです。
初心者はMAXで走るトップスピードもそれほど高くないのですが、ゆっくり=MAXでないう、という程度の2段階のギアしか持ちあせていないこともあります。1㎞あたり6分ではまだまだで、7分、8分くらいのゆっくりさに無理なく走れるテクニックも必要です。