いよいよ号砲!本番直前!!!
レース本番直前
- 今まで練習してきた成果を発揮したい
- 自己ベストを出したい
- 途中でリタイアしたくない
- 関門につかまらずにゴールしたい
など、抱く思いは人それぞれですが、皆、無事にゴールしたいですよね。
そこで、レース当日に行っているルーティーンをご紹介します。ご覧になっていただき、いい結果が残していただければ幸いです。
整列~号砲まで
スタートブロックに整列したら
- 靴紐の最終確認
- 号砲まで小さく動く
靴紐は足を動かしても、痛くならない程度に、できる限り紐がほどけないようにしっかりと結びます。緩ければ力が地面に伝わりづらく、締め過ぎれば足が痛くて走れません。日頃から靴紐の締め方には気を使いましょう。
大会の規模によりますが、一万人を超える大会ではスタートブロックへ入場は30分前までに整列なんてこともあります。市民ランナーはスタート直前まで体を温めておくことができません。
一般的には7分間動きを止めてしまうと、ウォーミングアップの効果が無くなるといわれています。
そこで、号砲までは膝に手を当てて小さく回します。これだけでも、血流が良くなります。ウォームングアップをしてから、これを続ければ効果は格段に違います。ただし周りの方々の迷惑にならないように大きすぎる動作は控えましょう。
スタート地点~5km地点
号砲を待つ間に最後に自分の体に問いかけます。
『今日の体調はどうだろうか?』
『脚がなんだか重いぞ、疲れが残っているのだろうか?』
軽く疲労感を感じるくらいがちょうどいいです。どうしてもスタートでは浮足立ってしまい、周りのランナーのペースにつられて、想定よりも速度を上げてしまいます。
スタート地点では多くのランナーに囲まれ、周辺のランナーにあわせた速度でした進めません。しかし時間だけは着実に進んでいきます。
その状況でも決して焦ってはいけません。まずは10分間は無心で走ります。無謀なスタートダッシュは中盤以降に大きな利子をつけて返ってきます。体力が尽きた最終盤では、混雑したスタート地点の速度よりも遅くなることもあります。
ゴールを見据え、冷静な判断をしてください。
1万人規模の大会であってもスタート地点から5kmも進むとほぼ渋滞は解消されます。
ここまではウォーミングアップと考えます。ここからは徐々に速度を上げていく気持ちでレースに臨みましょう。
グロスタイムとネットタイムとは
- グロスタイム:スタートの号砲からゴール地点を通過するまでの時間です。開始時刻は参加者全員が同じ時間です。大会における公式記録はこちらになります。
- ネットタイム:ランナー各人が、スタート地点からゴール地点を通過するまでの記録です。参考記録となります。レースによってスタート地点までの通過時間が大きな差がありますので、人に話すときはネットタイムもあわせて伝えましょう。
一般的なスタートの区域割の例
- 招待選手
- 陸連登録選手-過去の陸連の認定の大会記録順位順(正確には公表されていないがゼッケン順)
- 一般ランナー-申告タイム順(3時間30分以内での申告は、過去の実績の提出の場合あり)
の順番でスタート地点に整列します。
スタートを先頭付近でスタートできる方法は2つ
- 過去の大会実績。初めての場合は割り切って考えましょう。
- 陸連に登録すること。会費を支払い陸連に登録することで、スタート地点を先頭付近の陸連区域からにできます。ただし陸連選手の区域からスタートをすると、周りのランナーのレベルが2時間台から5時間台までのランナーが混在しています。序盤から自分でレースペースを組み立てる必要があります。アスリートとして目覚めたら、記録を追い求めるため登録は必須になります。入会時には記録などの審査はありません。お住まいの地域ごとの登録になりますので、ネットなどでご確認ください。